道はいつでも続いてる

月経随伴性気胸をきっかけに、新しい人生へ☆

月経随伴性気胸 どんな症状なの?

 

ブログをご覧いただき、ありがとうございます♡

hachicoです。

 

 

前回の記事で

月経随伴性気胸とはなにか?

について、わたしの経験も盛り込んでまとめました。

 

kikyojyoshi-yoga-life.hatenablog.com

 

今回は

具体的にはどんな症状が出るのか?

について、またまたわたしの経験と持ちうる限りの情報を書きたいと思います。

 

 

月経随伴性気胸は、生理の頃に気胸になります。

 

ちょっとここで、そもそも気胸がどんな病気かについて触れておきます。

 

気胸とは、簡単に言うと

何らかの原因によって肺から空気が漏れて、肺がしぼんでしまい、

正常に呼吸ができなくなる病気です。

明確な原因がわからない自然気胸や、事故などの外傷性気胸などがあります。

 

また、重症度は3段階に分類されています。

わかりやすい図があったので、引用させてもらいました。

 

下記のように3段階に分類されます (日本気胸・嚢胞性肺疾患学会)

  • 軽度:肺の頂部が鎖骨より上にあり、少し肺がしぼんでいる状態
  • 中等度:軽度と高度の中間程度/li>
  • 高度:肺の完全にしぼんでいる状態もしくはこれに近いもの

spontaneous_pneumothorax_01.png

 出典:近畿大学医学部 外科学教室

 

気胸ってどんな感じか、なんとなく想像できたでしょうか?

 

月経随伴性気胸は、これが生理の頃(毎月1回)起こるのです。

 

わたしは月経随伴性気胸になってから、

病院や患者会で知り合った同じ病気の人たちと

自分の症状や治療について、たくさん話す機会がありました。

 

希少疾患のため、身近に同じ病気の経験者がおらず、

みんな自分のことも話したいし、他の人の話も聞きたいしで、

話せる機会があるときは、ほんとうに話が尽きません。笑

 

みなさんの話を聞いてみると、

自覚症状や重症度は人それぞれで、みんな違っています。

 

けれど、大まかにこういう傾向、こういう感じ、

と言えることはあるのかなと思います。

 

重症度について

  • 高度虚脱になることは少ない
  • 軽度~中等度虚脱を、ある程度の期間繰り返していることが多い

 

肺がこぶしサイズまでしぼんで(高度虚脱)、救急車で運ばれたという方もいました。

けれどそれよりも、毎月、軽度~中等度を繰り返していた方が多いように感じました。

 

症状について

  • 胸や背中の痛み
  • 咳が止まらない
  • 息苦しさ
  • 疲労

といったところが主な症状です。

 

胸や背中が激痛だった、という方は、

モノを取るためにちょっと腕を伸ばしたりすることもできなかったと言っていました。

咳が止まらなくて、(原因不明で)1年ほど喘息の薬を飲んでいた方もいました。

(月経随伴性気胸、病気がわかるまでに時間がかかることが多いのです…)

 

これらの症状が1つだけだったり、組み合わさったりしている方が多いようでした。

 

では、わたしの場合はどうだったか、というと・・・

 

 

 月経随伴性気胸の症状 ~hachicoの場合~ 

 

  • 重症度

   時間の経過と共に変化

   軽度 ⇒ 中等度(軽)⇒ 中等度(中)⇒ 中等度(高)

 

  • 症状

   息苦しさ、背中の痛み、疲労感、全身の重だるさ

 

 

はじまりは、軽度からだと思います。

(レントゲン撮影していないため、体感レベルでの予想)

 

わたしの場合、発症~手術までに1年半ぐらいあったと推測しています。

(これまた体感レベルでの予想)

 

症状の重さから、

時間の経過と共に、肺の虚脱の重症度も高くなっていったと考えられます。

 

最初の頃は、

たまに身体がすごくだるくなるな。息が上がりやすいな。

ぐらいから始まりました。

でも、しばらくしたら治るから疲れてるだけかな、と思っていました。

 

あれ?と思ったのは、

朝のラッシュ時に、周りと同じスピードで歩けなくなってきたとき。

息が上がり、身体が重くて、いつものように歩けない。

家を早く出て、職場に着いたらしばらく座って休憩しないと仕事にならない状態。

たまに、右側の肩甲骨と背骨の間あたりが痛い。

でも、もともと肩こりもひどかったので、特別気にすることもなかった。

 

毎月生理の頃に、特に体調が良くないと気付いたのもこの頃。

でも、生理中・前後って、病気じゃなくても体調悪くなるじゃないですか。。

貧血やだるさや、その他いろいろ。

だから、そういうものか、と思って耐えていました。

 

そして、職場の健康診断で気胸が発覚!

ちょうど生理前日で、しんどいな、体調悪いなと思っていました。

レントゲンでは、肺の頂部が鎖骨より下にある中等度。

体感では、中等度(軽)。

お医者さんから「これはけっこう苦しいでしょう。早く大きい病院へ行ってください」

と言われました。

たしかに、しんどかった。息も苦しい。体調悪い。

でも、この症状をすでに半年ぐらい繰り返し経験しているわたしにとっては、

いつもの。日常的な。という感じでした。

(慣れって怖いわぁ…)

 

それからしばらく、体感レベル・中等度(軽)が半年ぐらい続きました。

わたしの場合、体感レベル・中等度(軽)は

フルタイムの仕事をギリギリ続けられるレベル。

仕事以外は休養する、遊びにいかない、でなんとか成り立っていました。

(仕事をするために生きている、と感じる虚しい日々。)

 

これはヤバい!と感じたのは、体感レベル・中等度(中)になった頃。

かなりの息苦しさ、全身の疲労感、身体が重くて動かない。

肺の辺り(胸・背中)がずーんと重く、痛みもある。

ずっと座っているか、横になっているか、しかできない。

食事中はさらに息苦しくなって、あまり食べられない。

生理(=気胸)のときは、仕事を休まざるを得ない状況になりました。

月に数日は、職場まで家族に車で送ってもらっていました。

 

そして、体感レベル・中等度(高)。

もうこの頃には、ベッドからトイレへ行くだけで、ぜーはーなってしまう。

仰向けになると、胸からコポコポコポという音がする。

息が苦しい、とにかく苦しい。

意識は朦朧とする。

1か月の半分近く仕事を休んだ。

出勤の日も、職場まで家族に車で送ってもらう。

 

・・・と、こんな感じで、

だんだんひどくなっていったのがおわかりいただけましたか?

 

生理の期間だけ気胸になるわけではなく、

一度穴が開いてしまった横隔膜や肺は、回復するまでに時間がかかります。

わたしは、安静にして自然治癒をしていました。

 

時間の経過と共に、自然治癒にかかる時間もだんだん長くなっていった気がします。

穴のサイズが大きくなったのか、穴が増えたのか。

はたまた、繰り返す気胸で体力が落ちていったのか。。

 

わたしの最も大きい症状は、「息苦しさ」でした。

そして、身体が重だるくなること。

 

そして、毎月気胸を繰り返すことで

心も身体もどんどん衰弱していくのを感じました。

筋力が落ち、体重が減り。

心はいつも低く安定し、なんだか暗い影が覆っているようでした。

 

 

なんか症状を書いてたら、重苦しい感じになってしまったような…

でも仕方ない、病気ですから!

一番大変なときは、重くもなります。暗くもなります。

これが現実です。

でも、それが永遠に続くわけでもありません。

それもまた事実です。

 

 

心身ともに健やかに、美しく。

hachico

月経随伴性気胸ってなに?

 

ブログをご覧いただき、ありがとうございます♡

hachicoです。

 

 

わたしは、2018年に右・月経随伴性気胸の手術をしました。

 

「ゲッケイズイハンセイキキョウ」

耳慣れない音ばかりで、ぜんぜん頭に入ってこないし、浮かばない文字ですよね。

 

漢字を文字で見た方が、だんぜんつかみやすい。

簡単に言うと、こういう病気です。

 

生理の前後に発症する珍しい気胸があり、月経随伴性気胸といいます。これは子宮内膜の成分が肺や横隔膜にでき、生理のときに子宮内膜成分が剥がれ横隔膜に穴が開く、あるいは肺に穴が開くことが原因と考えられています。
気胸は女性には比較的少ないので、女性が気胸を起こしたときは、月経随伴性気胸の可能性も考えます。治療は外科療法かホルモン療法を行います。

出典:大阪医科大学 胸部外科学教室

 

 

上記は、お医者さんがわかりやすくまとめてくれた病気の説明。

ここから先は、実際に病気になったわたしの経験値を含めたリアルな説明を~。

↓↓↓↓↓

 

初めて「月経随伴性気胸」という言葉を聞いたとき、

上記とほぼ同じ説明を、わたしもお医者さんから聞きました。

 

子宮内膜の組織が肺や横隔膜にできる…

ん?どういうこと??

 

当時わたしは、内臓の各臓器は独立王国のようなものだと思っていたので

子宮と肺なんて、

まったく関係ない、遠く離れた、決して交わることのない組み合わせでした。

 

だから、なぜそんな奇怪なことが起こるのか理解できず。

お医者さんに「なぜ、そんなことが起こるんですか?」と聞くと、

 

「原因はわかっていません。ストレスが関係していると言われています。」

とのこと。

 

原因不明。

ストレス。

まだよくわかっていない、解明されていない病気だそうです。

 

なんだか理解しきれない気持ちを抱えたまま

当時通っていた鍼灸院と漢方薬局、それぞれの先生にこのことを話すと、

初めて聞く病名だというものの、その原理に関しては納得されているご様子。

 

東洋医学では、本来と違う方向へ逆流している状態、と見るそうです。

月経随伴性気胸の場合、

本来ならば、生理の時に下へ流れて出ていくべき子宮内膜の組織が

逆流して横隔膜や肺の方へ上がっていってしまう状態。

 

休むべきときに休まず、無理をしすぎるとそうなってしまうと言われました。

(身に覚えがありすぎて、いたたまれない気持ちになりました) 

 

そしてこのとき、各臓器も身体は全てつながっていて、

相互に作用し合っていることを、わかりやすくおしえてもらいました。

 

さらに、女性は子宮あたりの血流が右回りだそうで、

わたしの月経随伴性気胸が右側だけということにも、先生たちは納得されていました。

 

それを聞いて、わたしも納得!大変納得!

そう、月経随伴性気胸は圧倒的に右側だけなる人が多いのです。

(たまに左側だけなる人もいますよ)

 

ちなみに、東洋医学で見ると子宮内膜症も同じ逆流の症状だそうです。

 

子宮内膜の組織が肺や横隔膜にできる

というようりも、

子宮内膜の組織が、逆流して血液を通って肺や横隔膜まで飛んで行ってくっつく

とイメージできたとき、わたしはとてもしっくりきて納得できました。

 

 

あぁー、ここで自分の病気のメカニズムが納得できといてよかった!

だってわたし、この後何人もの人に病名を聞かれては

ものすごくわからない、という顔をされて、

何度も何度も同じ説明を繰り返し続けることになるのだものー。

 

 

さて、月経随伴性気胸の説明、続きます。

 

横隔膜や肺にくっついた子宮内膜の組織。

ただそこにくっついているだけなら、きっとあまり問題がない気がします。

 

でも、女性には月に一度生理があります。

生理のときは、女性ホルモンの働きで

子宮内膜は剥がれ落ち、外に流れ出るように促されます。

横隔膜や肺にくっついた子宮内膜の組織も、そうしようとするんですよね。

で、剥がれ落ちると、横隔膜や肺に穴が開いて、気胸になってしまうのです。

 

だから、毎月生理の頃に気胸になります。

生理(月経)に伴う気胸、だから「月経随伴性気胸」。

はい、これで名前は覚えられるはず!

 

女性ホルモンの動きが引き金なので、

生理ではなく、排卵のタイミングで月経随伴性気胸になることもあるそうです。

 

 

そして、もう一つ触れておきたいことがあります。

それは、月経随伴性気胸には別名があるということ。

 

異所性子宮内膜症

稀少部位子宮内膜症

と呼ばれたりもします。

(これまた長い、頭に入ってこない名前…)

 

なぜ別名があるのかというと、

この病気は、気胸子宮内膜症が合わさったような病気なので、

それぞれの病気の中でカテゴライズされていて、その呼び名が違っているからです。

 

気胸の中のカテゴリとしては「月経随伴性気胸」。

子宮内膜症の中のカテゴリとしては「異所性子宮内膜症」、「稀少部位子宮内膜症

 

子宮内膜症のカテゴリについて

現在の学術的には「稀少部位子宮内膜症」と呼ぶらしいです。

でも、昔呼ばれていた異所性子宮内膜症という言葉も、まだ残っています。

 

ちなみに、稀少部位子宮内膜症

月経随伴性気胸のように横隔膜や肺にできるもの以外にも、

お臍、尿管、膀胱、鼠径部などにできるものが含まれます。

脳にできた例もあったと聞きました。

(想像しただけで、どれも大変そうで涙が出そうです。。)

 

子宮内膜症全体の中で、稀少部位子宮内膜症の割合は

0.5~数%程度まで

と考えられているそうです。

 

とても少ない。

そう、月経随伴性気胸(稀少部位子宮内膜症)は

女性特有の希少疾患なのです。

 

 

ここまで、月経随伴性気胸とはどんな病気か、

ということについて

わたしの集めた情報や体験をまとめました。

 

では、具体的にはどんな症状なのか?

について、次回書きたいと思います。

 

 

心身ともに健やかに、美しく。

hachico

シフトチェンジの頃の出来事年表<後編・手術以降>

 

ブログをご覧いただき、ありがとうございます♡

hachicoです。

 

 

3~4年かけてシフトチェンジしていった、わたしの人生。

 

前回、手術までの年表を書いたので、今回はその続きです。

 

 

kikyojyoshi-yoga-life.hatenablog.com

 

 

2018年8月、夏真っただ中の暑い日に、

わたしは月経随伴性気胸の手術をし、無事に退院しました。

 

 

術後はいかにーーー?! いざ!

↓↓↓↓↓

 

 

2018年 9月 【T病院受診】
手術の抜糸のため受診
術後の経過は良好
 
10月 【T病院受診】
術後1ヶ月のため受診
術後の経過は良好
 
生理でも何でもない日に突然、原因不明の腹痛
めまいと吐き気も伴って、これまで経験したことがない痛み
胃腸の痛みとは違う気がする
1日目は夜も眠れないほどの痛み。その後3~4日でフェードアウト
 
2019年 1月 生理2日目に再び激しい腹痛
昨年10月のときと同じ感じ
 
ヨガのスタジオに通い始める
 
【T病院受診】
定期的な受診
術後の経過は良好
 
2月 ヨガスタジオで受付のアルバイトを始める
 
3月 1年かけてヨガの資格を取る講座スタート
 
生理1日目に、例の激しい腹痛
泥のような便もでて、原因が腸なのか子宮わからない
 
5月 生理1日に、例の腹痛。今回は動けないほど痛くはない
泥のような便も出る
生理3日目に痛みが強くなり、鎮痛剤を飲んでなんとかしのぐ
翌日は動けないぐらい痛くなる
 
【T病院受診】
定期的な受診
術後の経過は良好
謎の腹痛について相談し、早めに婦人科受診をすすめられる
 
6月 生理1日に、例の腹痛。今回は動けないほど痛くはない
 
【婦人科受診】
内視鏡検査、MRI、血液検査
⇒⇒⇒ 子宮内膜症、両方の卵巣にチョコレート嚢胞あり
疑似閉経をさせる薬、リュープロレリン酢酸塩の注射・1回目
 
気圧に変化が多い日は、息が苦しくて、肺が圧迫される感じ
身体がしんどいと感じる日が多く、よく休むようにした
 
7月 38度代の発熱と、2時間おきにトイレへ駆け込む状態に
 
【地元の内科受診】
胃腸風邪と診断される
点滴をしてもらい、少し回復
 
【婦人科受診】
疑似閉経をさせる薬、リュープロレリン酢酸塩の注射・2回目
 
8月 【婦人科受診】
疑似閉経をさせる薬、リュープロレリン酢酸塩の注射・3回目
 
9月 【婦人科受診】
内視鏡検査 ⇒⇒⇒ 腫瘍のサイズに変化なし
疑似閉経をさせる薬、リュープロレリン酢酸塩の注射・4回目
 
瞑想とヨガ・ニドラーを習慣として始める
 
10月

台風の頃、肺が圧迫されるような苦しさと、肺の傷が痛む感じ

体調の悪い日が多かった
 
更年期の症状(手首・膝の痛み、のぼせ、膣の乾燥)が噴出
 
【婦人科受診】
更年期の症状が出ていると相談したところ、注射の影響とのこと
注射は中止
疑似妊娠の状態にさせる薬、ディナゲストを飲み始める
 
11月 【婦人科受診】
ディナゲスト継続
 
先月現れた更年期の症状は少しずつ収まっていった
 
【T病院受診】
定期的な受診
婦人科からデータをもらい、子宮内膜症であることを伝える
 
ヨガで腹圧をかけたり、呼吸法で横隔膜をしっかり使うと、
ものすごい疲労感。泳ぎ続けた後のような全身の脱力感。
 
2020年 1月 ヨガ資格の最後の講座・ティーチャートレーニングコース修了
 
【婦人科受診】
内視鏡検査 ⇒⇒⇒ 腫瘍が大きくなっている
遠くないうちに手術も検討する必要ありと言われた
ディナゲスト継続
 
2月 RYT200(全米ヨガアライアンス)取得
 
3月 シニアヨガ・ティーチャートレーニングコース修了
 
4月 【婦人科受診】
新型コロナに配慮し問診のみ
ディナゲスト継続
 
6月 ヨガスタジオで週1日(2クラス)でインストラクター開始
 


何事もそう簡単にはいきませんね。
手術すれば完了、と心のどこかで思っていたけど、

 

術後の方が、心の葛藤は大きかったかもしれません。。

 

こんな感じで、わたしの人生は今日も続く~。

 

 

心身ともに健やかに、美しく。

hachico

シフトチェンジの頃の出来事年表<前編・手術まで>

ブログをご覧いただき、ありがとうございます♡

hachicoです。

 

先日の「はじめまして」の記事の続きのようなテーマです。

 

kikyojyoshi-yoga-life.hatenablog.com

 

人生のシフトチェンジって、「この日から!こっちとそっち」

みたいな明確な区切りは、当たり前ですがつけられないものです。

 

わたしの場合は、3~4年かけてチェンジしていった感じがします。

 

この期間は、毎月それはもういろんなことが起こりました。

全部の出来事を書くとぐちゃぐちゃになりそうなので、

まずは主に病気や体調のこと、少し仕事のことにも触れて経緯をまとめました。

 

 

一番最初に体調の異変を感じたのは、

異様に髪の毛が抜けるようになったことです。

結局、異変に気づいた2か月後には医療用ウィッグをつけなければいけないほど、

あっという間に髪の毛は抜けていってしまいました。

 

その頃のわたしは秘書の仕事をしながら、ボランティア活動に没頭していました。

 

平均睡眠時間は3~4時間で、丸1日休みの日なんて1年に数日のみ。

 

 

そんな生活を10年近く続けていて、年齢も重ねて

髪の毛事件が起こる前の2年ほどは、疲労が日常的になっていました。

特に2016年は例年以上に忙しくて、毎日ありえないぐらい身体がだるかったのを覚えています。

 

今振り返ってみたら、異常すぎるほどの体調でした!

すぐに何もかもストップして、休養すべきだったー!!

 

でも、当時のわたしは自分自身に対する感覚が麻痺していて

「疲れている」ぐらいにしか感じられなかったこと、

そして人一倍の責任感に溢れていて

「休んで迷惑はかけられない」という気持ちが大きすぎて、

休養しようなんて、これっぽちも頭に浮かびませんでした。

 

まさにそんな時、髪の毛事件発生!

否応なく、自分の身体、そして自分自身と向き合う日々の始まりの合図でした。

↓↓↓↓↓

 

2016年 11月 普通じゃない量の髪の毛の抜け出した
抜け毛に加えて、腕がずっとしびれた状態も続いている
ネットで調べてみると、産後の症状に似ているかも…
 
【婦人科受診】
子宮の内視鏡検査、ホルモンバランスの血液検査 ⇒⇒⇒ 異常なし
 
鍼灸治療を始める】
疲労困憊、体中のエネルギーがなくなっていると言われた
 
12月 【皮膚科受診】
「抜け毛は年齢的なもの、たいしたことない」と言われ、あっさり診察終了
液体の塗り薬をもらったけれど使わなかった
 
2017年 1月 【内科受診】
体がかなり弱っていて、髪の毛を生やす力がなくなっていると言われた
血液検査 ⇒⇒⇒ 抗核抗体80倍(膠原病を調べる数値)
 
外出先で、ひどい頭痛と吐き気で倒れる
 
抜け毛は進む一方で、ついに医療用ウィッグを着けることに
 
2月 ボランティア活動休止。仕事は変わらず継続
 
7月 【近所の循環器内科受診】
胸が苦しくて、呼吸がしにくい感じを繰り返していたため受診
心電図 ⇒⇒⇒ 異常なし
精神的な問題だと言われて、精神安定剤を処方された
ぜったい身体の様子がおかしい…と思い、薬は飲まなかった
 
甲状腺専門病院受診】
わたしの症状を聞いた知り合いに勧められて受診
血液検査、超音波検査 ⇒⇒⇒ 異常なし
 
抜け毛は収まり、髪の毛も生えてきたため、医療用ウィッグは使用終了
 
9月 【職場の健康診断】
右・肺気胸が見つかり、すぐに大きい病院へ行くように言われる
総合病院ですぐにドレナージを入れるよう言われたが、断固拒否
自己治癒で肺が膨らんだ
女性の場合「月経随伴性気胸」という病気もあると言われた
 
2018年 1月 【内科受診】
血液検査 ⇒⇒⇒ 抗核抗体160倍(膠原病を調べる数値)
 
3月 生理2日目、背中にズキンと痛みを感じ、体がひどく重だるくなる
 
4月 生理期間中、体が重くしんどすぎて動けず、仕事を休む
 
5月 夜、急に体が重だるくなり、呼吸が苦しくなる
翌日に生理になった
呼吸の苦しさは収まらず、仰向けになると胸から“コポコポコポ”と音がする
 
【地元の呼吸器病院受診】
右・肺気胸と診断される
ドレナージは拒否。自己治癒で肺が膨らんだ
これまでの症状を伝え、月経随伴性気胸のことを聞いてみたところ、
手術して切ってみなきゃわからない。次の生理の時に苦しくなったら
手術するからまたきてくださいと言われた
 
【T病院受診】
セカンドオピニオンで、地元の呼吸器病院でもらったデータをもって受診
これまでの経緯を話したところ、月経随伴性気胸の可能性が高いと言われる
検査入院することを決め、予約をした
 
6月 ストレスからか、生理が月に2回きた
どちらも月経随伴性気胸の症状がでて、息苦しさとひどいだるさで仕事を休む
 
漢方薬局へ】
気虚血虚。かなり身体が弱い状態になっているとのこと
体力を上げる漢方を飲み始める
 
7月 【T病院・検査入院】
検査のため2泊3日で入院
肺:レントゲン、CT、MRI、胸腔鏡での内視鏡検査
子宮:内視鏡検査、MRI
⇒⇒⇒ 月経随伴性気胸であることが確定(ステージ3)
⇒⇒⇒ 子宮には何も病気が見られなかった
 
【T病院受診】
内視鏡検査の抜糸のため受診
手術を受けることを決め、予約をした
 
生理のときは月経随伴性気胸の症状で仕事を休む
 
引き継ぎを終え、7月末で職場退職
 
8月 【T病院・手術のため入院】
手術2日前から、13日間入院
右・月経随伴性気胸の手術
退院前日に生理になったけれど、肺のレントゲンに異常なし
 


術後からは、次回<後編>でお届けします~。
こんな感じで、一気に手術まで駆け抜けました!

 

 

心身ともに健やかに、美しく。

hachico

 

 

 

 

はじめまして

はじめまして、hachicoと申します。

ブログをご覧いただき、ありがとうございます♡

 

「35歳で人生シフトチェンジしたわたしの記録」

というテーマでブログはじめました。

 

シフトチェンジした、というよりも

せざるを得ない状況に追い込まれた、という方がしっくりきますが、

何はともあれ、それがわたしの新しい人生のはじまりだったことに違いはありません。

 

 

わたしは、2018年8月に月経随伴性気胸の手術をしました。


希少疾患で病名がわかるまでに時間がかかり、手術をするまで1年半以上にわたり肺気胸を繰り返していました。

手術が終わったころには、もう心も身体もフラッフラのよわっよわに。。


病気の発症(だと思っている頃)は33歳。


30代半ばにして希少疾患になり、

夢も仕事も彼氏も、そのとき「わたし」を形作っていると考えていたものを全て失って、

突然「人生は真っ白なキャンバス」の前に引っ張り出されてしまったわたしですが、

そこから悩み、苦しみ、唸りながら毎日手探りで人生を進んでいたら

昨年、ヨガインストラクターになりたいという新しい夢ができました。

そして、その夢が今年(2020年)叶いました!

なんとも思いがけないスピードで叶ってしまいました!

(わたしが一番びっくり!)

なにもかも失った、と思っても、

よくわからない病気になっても、

そんな予想もしていない出来事がやってきても

人生は前へ前へと進めていけるんだな、生きるってすごいなと、

「人が生きるということ」に感動するような気持ちでいます。人間賛歌のような。

 

でも、最初は全くそんな風ではなくて。

ただただ広がっていく暗黒の世界に打ちのめされて、嘆いて、自分の不幸を呪って。。

ほんとうに辛かった。

 

けれど、そんなわたしが新しい夢を持ち、その夢を叶えて、今こうして生きております。

人間賛歌までしています。

 

そして、わたしは今のわたしがとても好きです。

このわたしで、この人生を、こうやって生きている、わたしが好き。

(以前は、こんなことこれっぽっちも思えない自己肯定感の低いタイプでした。それも含めて人って変わるんですよ、ほんとうに。)

 

 

わたしのこれまでの経験が、少しでも誰かの参考になったらいいなと思い、ブログをはじめました。

これから、こんなことを書いていきます。

 

■月経随伴性気胸のこと

あまり知られていない病気なので、情報も少ないです。

わたしの通った道は、これから全て書いていこうと思います。

 

■ヨガのこと

アーサナ(ポーズをすること)だけでなく、瞑想や呼吸法、哲学を学び実践することで、術後のわたしの心身は大きく快復しました。

ヨガは心身を健やかに整えてくれます。

 

■わたしの生き方のこと

もう人生終わった、と思ったところから、新しい夢を叶えていったストーリーと現在のことも書きたいと思います。

キラキラ☆サクセスストーリーとはかけ離れた、モンモン手探りストーリーを。

 

 

よろしくお願いします(*^^*)

 

 

心身ともに健やかに、美しく。

hachico