道はいつでも続いてる

月経随伴性気胸をきっかけに、新しい人生へ☆

月経随伴性気胸 病院のこと~追記~

 

ブログをご覧いただき、ありがとうございます♡

hachicoです。

 

 

前回の記事では

わたしがどのように手術する病院を決めたかを書きました。

 

kikyojyoshi-yoga-life.hatenablog.com

 

今回は、その補足。

後になってわかったことなどを追記しておきます。

 

まず、1つ目のN病院について。

 

わたしが手術後に月経随伴性気胸患者会で知り合ったAさんは、

N病院に通院していました。

Aさんはもともと関東の病院で月経随伴性気胸の疑いで入院をしたりしていて、

引っ越しで名古屋に来て、N病院に通院するようになりました。

N病院で関東の病院での経緯などを話したところ、

婦人科でホルモン療法をすることになったそうです。

 

月経随伴性気胸は生理の頃に気胸になるので、

ならば薬で生理を止めてしまえー、というのがホルモン療法です。

ちょっと荒っぽい言い方になりましたが、よく行われる治療法です。

(治療法については、改めてしっかり書きたい!)

 

Aさんは、関東の病院で月経随伴性気胸の手術の話を耳にしたことがあったので

N病院で手術ができるかを聞いたところ、

「手術はしません。できません。」

とはっきり言われたそうです。

やれることは、ホルモン療法のみ。

 

ホルモン療法を続けていたAさんは、患者会に参加して、

東京のT病院で手術したいと考えるようになりました。

 

病院を変えるときには、前の病院での診療実績などを紹介状とともにもらいます。

これがなんとなく、お医者さんには言い出しにくいもので。。

Aさんも勇気を出して、T病院へ行きたい旨をN病院の担当医に伝えると、

「あー、あそこの病院なら手術できるからね、いいんじゃないですか。」

とあっさり言われて拍子抜けしたそうです。

 

Aさんもわたしと同様、簡単に東京のT病院に辿り着いたわけではありませんでした。

たくさん情報を探して、患者会にも参加して、

ようやく、T病院での手術なら治るのではないか!と思い至ったのです。

 

でも、N病院の担当医は知っていたんですね。

N病院では手術できないけれど、T病院なら手術できる、ということを。

知っていても、それを言ったりすすめたりすることはありません。

まぁ、そりゃそうでしょうけど、、

けど、、って気持ちです。

 

決してN病院を悪く言いたいわけではありません。

N病院が悪いことはないのです。

 

月経随伴性気胸の手術は、あまり実績のない病院で行うと

再発の確立がとても高くなります。

呼吸器についた子宮内膜組織を取り除くのは、たやすいことではないのです。

 

T病院では、これまでの実績をもとに、独自のメソッドで手術をしています。

だから再発率も少なく、手術をすすめられるのです。

 

月経随伴性気胸のことをちゃんと理解しているからこそ、

N病院は手術しないという方針だったのだと思います。

ある意味、誠実と言えるかもしれません。

 

Aさんは、昨年T病院で手術をし、再発なく元気にお過ごしです。

(なによりです♡)

 

だからやっぱり、病院は自分から動いて探すことが大切!

今の病院に何か違和感があるのなら、他の病院も見てみてはどうでしょう?

結果今の病院のまま、ということもあるかもしれませんが、

他と比べた結果出した答えなら、納得感が違ってくるはず。

 

 

つづいて、2つ目のH病院について。

 

H病院の呼吸器内科の先生から

「僕は一度もみたことないから(月経随伴性気胸という病気は)ないと思っている」

とさらりと言われたとき、

わたしはどんな顔してたんだろう、きっとおもしろい顔だったに違いない。

一瞬、UFOとかツチノコとか、UMAの話をしてるのかと思いました。笑

 

予想外すぎるというかなんというか、

お医者さんが、その存在を疑う病気があるなんて思ってもみなかったので。

 

でも実際、そのように考えている呼吸器専門医は全国に少なくないそうです。

月経随伴性気胸の患者を一人も診たことがない、というお医者さんはたくさんいます。

 

さらに、

もし仮に月経随伴性気胸という病気があったとしても、それは婦人科の領域でしょ。

と考えるお医者さんもいます。

 

婦人科は婦人科で、気胸は呼吸器外科でしょ。

となります。

 

だから、月経随伴性気胸の認知度が低いわけも、研究が進まないわけも

なんかわかる気がしますね。。

わかるけど、まずは認知度を上げていきたい!

病気を知らないということは、

患者さんの苦しい時間が長くなることにつながります。それは悲しい。

 

H病院の先生には、ぜひ考えを改めていただきたいですねー。

なんてったって、月経随伴性気胸の患者を一人診たのですから(わたし)!

 

 

なぜ呼吸器外科と婦人科の話になるかというのは、

こちらの記事をご覧くださいませ。

kikyojyoshi-yoga-life.hatenablog.com

 

 

心身ともに健やかに、美しく。

hachico